ベントレー・ブロワージュニアの耐久性試験を開始

英国のザ・リトル・カー・カンパニーとのコラボレーションによって製作されたブロワージュニアの耐久性試験が開始された。3大陸にまたがる8000kmものテストを重ね、公道走行が合法であることを示すEUのL7e型式認証の取得が目的となる。

12月18日
世界で最も有名で、貴重で、そして象徴的なベントレーである“チームカーNo.2”にインスパイアされたブロワージュニアは、英国のザ・リトル・カー・カンパニーとベントレーのヘリテージコレクションのコラボレーションで製作されたモデルだ。卓越した品質基準の元、手作業で製作され、オリジナルのブロワーをオマージュした美しい装飾が施されている。
このブロワージュニアの機械的な性能とデザインの双方に対する信頼性を証明するため、ザ・リトル・カー・カンパニーは3大陸におよぶ8000km超の耐久性試験を開始した。2024年の生産スタートを前に、様々な試験場での走行や使用が予定されており、1929年式4.5Lスーパーチャージドベントレーを85%の縮尺で再現したこのモデルは、EUのL7e型式認証に向けた公道での合法性を確保するため、広範なテストが実施される。
ブロワージュニアは15kW（20bhp）のモーターを搭載した48V電動パワートレインを搭載しており、英国およびEUでの最高速度は時速72km、航続距離は大人ふたりが乗車しておよそ104kmと予想されている。シャシーにはリーフスプリングとスケールダウンされた当時さながらのフリクションダンパーを使用。電気モーターはリアアクスルにマウントされ、バッテリーを始めとする駆動電子機器はすべてアンダートレイ内に隠されている。