Speed Six Continuation Series Starts Testing as Final 4½ Litre ‘Blower’ is Completed

Speed Six Continuation Series Starts Testing as Final 4½ Litre ‘Blower’ is Completed

By Keisuke Baba

全12台の4.5リッター”ブロワー”コンティニュエーション・シリーズが完成し、実走行テストを開始

戦前のワークスベントレーをマスターモデルとして使用し、オリジナルの図面と当時のメカニックのメモに基づいて、すべて手作業で生産されていた“ブロワー”コンティニュエーション・シリーズの全12台が完成。マリナーの焦点はエンジニアリングの品質を証明するための8000kmの実走行テストへと移行した。

12月11日
2020年からベントレー・マリナーのエンジニア、職人、技術者からなるプロジェクトチームは、英国の名だたるスペシャリストやサプライヤーと緊密に協力し、世界初となる戦前車のコンティニュエーション・シリーズを作り上げた。何万時間にも及ぶ開発プロセスを経て、法規に準じるために必要な最小限の変更を除き、1930年代当時のオリジナルとまったく同じ姿でスピード・シックスとブロワーを甦らせたのだ。
かの時代、スーパーチャージャー付き4.5リッターのブロワーはティム・バーキン卿のプライベートチームによって準備され、一方、6.5リッターのスピード・シックスはベントレーのワークスカーとしてエントリーされており、両車は友好的なライバル関係にあったと伝えられている。
現在、このコンティニュエーションプロジェクトはブロワーの最後の顧客仕様車の完成に伴い、最初に生産されたエンジニアリング車両0号車とファクトリーワークスの2台を用いた数ヶ月に及ぶスタティックテストとダイナミックテストへと移行した。
コンティニュエーションプロジェクトはベントレー社内で失われた技術の再学習を促すきっかけにもなり、老若男女の技術者や職人が戦前のベントレーの製造とメンテナンスに必要な知識と経験を身につけることとなった。