“サイレントスポーツカー”の生誕90周年を祝う記念式典を開催

ダービー時代の60台のベントレーがクルー本社に集結し、生誕90周年を祝した。この記念式典はダービー時代のベントレー117台が一堂に会する大規模なセレモニーの一環に位置付けられ、世界に1台しかない1939年式Mk Vコーニッシュが84年ぶりに公道に復帰し、参列を果たした。

9月28日
ベントレーモーターズは3½Lエンジンを搭載する通称“ダービーベントレー”の生誕90周年を記念して、ダービー時代の60台の美しいベントレーをクルー本社に迎え入れた。
ダービーベントレー専門のオーナーズクラブである“ザ・サイレントスポーツカークラブ”の主催により、クルーにあるドリームファクトリーに車列が組まれ、100名以上のゲストがキャンパスツアーや新装されたヘリテージコレクション、そしてマリナーワークショップの見学を楽しんだ。
また、このセレモニーのハイライトとして、ベントレーが所有する最も貴重なコレクションのひとつであり世界に一台限りの1939年式Mk Vコーニッシュがブラックタイディナーの主賓として参列し、84年ぶりに公道に復帰した。
ダービー時代には年間500台が生産されており、ロールスロイス所有下で世に送り出された最初のベントレーであった。この時期のベントレーは1938年の流線型クーペ“エンブリコス”や、前述のMk Vコーニッシュなど重要なワンオフモデルも生み出している。この2台は1950年代のベントレーのデザインDNAを形成し、初代や現行のコンチネンタルGTにも多大なインスピレーションを与えている。