Renewably-Fueled Bentayga EWB Sets a New Trailer-Blazing Record at Goodwood

Renewably-Fueled Bentayga EWB Sets a New Trailer-Blazing Record at Goodwood

By Keisuke Baba

再生エネルギーで走るベンテイガEWBが、グッドウッドのヒルクライムでトレーラー牽引車として非公式ながら新記録を樹立

英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおける再生可能燃料を使ったベントレーのデモンストレーションは、非公式ながらヒルクライムの新記録を樹立するという劇的な形で幕を開けた。

7月14日
今年、ベントレーはグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに参加するすべての最新型ベントレーに、廃棄バイオマスから作られた再生可能燃料を使用した。この第2世代バイオ燃料はエンジンや車両に改造を加える必要がなく、性能や航続距離も変わらない完全なガソリン互換品でありながら、ウェル・トゥ・ホイールでCO2排出量を85%削減できる。
ベントレーの最新フラッグシップモデルであるベンテイガEWBはこの燃料を使ってヒルクライムに参戦し、わずか1分21秒で完走。しかも燃料の原料となる農業廃棄物の藁を2.5tも積載したトレーラーを牽引していたという事実によりさらに大きな驚きを与えた。トレーラー牽引部門での史上最速タイムなのだが、安全上の理由によりフェスティバル・オブ・スピードの準備期間中に行われたため非公式の記録となっている。
丘の頂上まで運ばれた2.5tの藁はベンテイガEWBを始め、すべてのベントレーが改造なしで走行できる1,100マイル分の燃料を作り出すのに充分な量だ。食用作物を原料とする第1世代バイオ燃料と異なり、第2世代バイオ燃料は農林業廃棄物や食品産業副産物などを利用するため、“食料vs燃料”のジレンマを回避することができる。